非常用発電機(自家発電機) 保全策とは、消防予373号にて規定されました。
不具合を予防する保全策として以下のような確認交換等を行うことをいいます。
1.予熱栓、点火栓、冷却水ヒーター、潤滑油プライミングポンプがそれぞれ設けられている場合は1年ごとに確認が必要です。
2.潤滑油、冷却水、燃料フィルター、潤滑油フィルター、ファン駆動用Vベルト、冷却水用等のゴムホース、パーツごとに用いられる。シール材、始動用の蓄電池等についてはメーカーが指定する推奨交換年内に交換が必要です。
以上の保全策を発電機に対して毎年実施することで負荷運転もしくは内部観察の実施は6年に1度に延期となります。
1 確認すべき項目
(1)自家発電設備に予熱栓が設けられている場合
予熱栓の発熱部に断線、変形、絶縁不良等がないこと。
(2)自家発電設備に点火栓が設けられている場合
ア. 電極の異常な消耗がないこと。
イ. プラグギャップ値が製造者の指定値範囲内であること。
ウ. 異常なカーボンの付着がないこと。
(3)自家発電設備に冷却水ヒータが設けられている場合
ア. 冷却水ヒータケース外周又は近傍の配管等に触れ、その他の部位より温度が高いことを確認すること。
イ. テスタにて冷却水ヒータの断線等の有無を確認すること。
(4)自家発電設備に潤滑油プライミングポンプが設けられている場合
潤滑油プライミングポンプが正常に作動していることを確認すること。
2 交換すべき部品
(1)潤滑油
(2)冷却水
(3)燃料フィルター
(4)潤滑油フィルター
(5)ファン駆動用Vベルト
(6)冷却水用等のゴムホース
(7)燃料、冷却水、潤滑油、給気、排気系統や外箱等に用いられるシール材
(8)始動用の蓄電池
予熱栓
予熱栓の発熱部に断線、変形、絶縁不良等がないことを確認する。
点火栓
電極の異常な消耗がないこと、プラグギャップ値が製造者の指定値範囲であること、異常な燃焼残さ物の付着がないことを確認する。
潤滑油プライミングポンプ
プライミングポンプが正常に作動していることを確認する。
冷却水ヒータ
冷却水ヒータケース外周又は近傍の配管等に触れ、その他の部位より温度が高いこと、テスタにて冷却水ヒータの断線等の有無を確認する。
※これらの装置が設けられていない自家発電設備もあります。その場合確認は不要です。
潤滑油
冷却水
燃料フィルター
潤滑油フィルター
ファン駆動用Vベルト
冷却水用等のゴムホース
シール材
燃料、冷却水、潤滑油、給気、排気系統や外箱等に用いられるシール材
始動用の蓄電池
※写真については一例です。詳細は製造者等に確認してください。
※抜粋元情報 総務省消防庁予防課ホームページ
予防的保全策に関するお問合せ・お見積りは下記フォームよりご連絡ください。
Copyright © 非常用発電機のお助け隊 all rights reserved.